コンサート概要
ストラディヴァリウス・スーパー・プレミアム・コンサート2026
音楽を奏でる楽器の中で「ストラディヴァリウス」ほど大きな話題になる弦楽器は、他に存在しないでしょう。300年の歳月を経て世界的に圧倒的に数が少ないという希少価値。楽器一挺の値段だけでも何十億とも言われる驚異の高価格。この世界最高級の弦楽器をめぐって生じる様々な人間模様は、枚挙に暇がありません。
そして何よりも特筆すべきは、この「ストラディヴァリウス」から紡ぎ出される「この世のものとは思われぬほど繊細で優美で美しく、時としてパワフルで迫力ある伸びのある圧倒的な音色」は、コンサート・ホールの隅々まで響き渡り、聴く人に大きな感動を与えるということです。
しかしながら、この「ストラディヴァリウス」は素晴らしい楽器であるがゆえに、時として「演奏者を選ぶ」とも言われ、演奏には一般的な弦楽器に較べかなり高度のテクニックが要求されるとも言われています。
そこで登場するのが、世界最高峰のオーケストラであるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の錚々たる面々です。ベルリン・フィルのメンバーは、いずれもソリスト・クラスだと巷間言われていますが、今回は「ストラディヴァリウス」を弾くに相応しい「腕っ扱ぎ」のメンバーを厳選しました。
世界最高峰の弦楽器「ストラディヴァリウス」と世界最高峰のベルリン・フィル・メンバーからなる「ベルリン・フィルハーモニー・ストラディヴァリウス・ソロイスツ」による奇跡の出会いです。このような機会は、そう簡単に実現できるものではありません。
さらに「ストラディヴァリウス」の魅力を日本の皆様に十二分に堪能していただける名曲揃いのプログラムを用意いたしました。
実に3年ぶり開催の「ストラディヴァリウス・スーパー・プレミアム・コンサート2026」から目が離せません。
出演者紹介
ベルリン・フィルハーモニー・ストラディヴァリウス・ソロイスツ
ヴァイオリン

シモン・ベルナルディーニ
(ベルリン・フィルハーモニー)

ルイス・フィリぺ・コエーリョ
(ベルリン・フィルハーモニー)

アレクサンダー・イヴィッチ
(ベルリン・フィルハーモニー)

ハリー・ウォード
(ベルリン・フィルハーモニー)

ロクサーナ・ヴィスニエフスカ
(ベルリン・フィルハーモニー)

アンジェロ・デ・レオ
(ベルリン・フィルハーモニー)

クリストフ・フォン・デア・ナーメル
(ベルリン・フィルハーモニー)
ヴィオラ

マルティン・フォン・デア・ナーメル
(ベルリン・フィルハーモニー)

トビアス・ライフラント
(ベルリン・フィルハーモニー)
チェロ

シュテファン・コンツ
(ベルリン・フィルハーモニー)

クヌート・ウェーバー
(ベルリン・フィルハーモニー)
コントラバス

ヤンネ・サクサラ
(ベルリン・フィルハーモニー)
チェンバロ

シャレフ・アド=エル
ヴィオラ

マルティン・フォン・デア・ナーメル
(ベルリン・フィルハーモニー)

トビアス・ライフラント
(ベルリン・フィルハーモニー)
チェロ

シュテファン・コンツ
(ベルリン・フィルハーモニー)

クヌート・ウェーバー
(ベルリン・フィルハーモニー)
コントラバス

ヤンネ・サクサラ
(ベルリン・フィルハーモニー)
チェンバロ

シャレフ・アド=エル
楽器紹介
Coming Soon.
プログラム
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV531
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より『四季』op.8
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
バーバー:弦楽のためのアダージョ op.11
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」op.40
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード ハ長調 op.48
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
テレマン:ヴィオラ協奏曲 ト長調
ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV531
ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調 op.50
ブルッフ:ロマンス ヘ長調 op.85
サラサーテ:2つのヴァイオリンのためのナヴァラ op.33
マスネ:タイスの瞑想曲
バッツィーニ:妖精の踊り op.25
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
Q&A
ストラディヴァリウス・スーパー・プレミアム・コンサート2026とは、どんなコンサートですか。
世界中から、銘器ストラディヴァリウスが、なんと11挺集結し、世界最高峰のオーケストラとされるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の精鋭メンバーが、ストラディヴァリウスを演奏するという夢のような画期的コンサートです。
注釈*
人類史上最も偉大な弦楽器製作者であるアントニオ・ストラディヴァリ(1644~1737)という人物が、イタリアのクレモナという街に工房を構えて、弦楽器の数々を作りました。その製作した楽器の事をストラディヴァリウスと呼びます。 
注釈**
弦楽器の場合、1台、2台と数えるのではなく、1挺(ちょう)、2挺(ちょう) と数えるのが正解です。
ストラディヴァリウスという楽器は、高価なことで有名ですよね?
近年、ストラディヴァリウスの値段は、どんどん値上がりしており、ヴァイオリン1挺だけでも、十数億という値段が付いているケースもあるようです。
したがって、今回のツアーで集合するストラディヴァリウスの数は、全部で11挺。恐らくその総額は、200億を軽く超えるともいわれています。
そんなに高価なのですね。
いろんな説があって断言するのは難しいのですが、世界中でストラディヴァリウスのヴァイオリンは、約600挺、ヴィオラは10数挺、チェロは数十挺とも云われており、その製作数の希少価値から、ヴィオラ1挺だけでも、ヴァイオリンを遥かに上回る金額がつくとされています。 さらにチェロも数が少なく、相当な高値がつくと云われています。とにかくストラディヴァリウスの値段には、天井感があります。
ストラディヴァリウスが紡ぎ出す、時にはパワフルで、時には繊細で、伸びのある限りなく美しい音色が、音楽家や聴衆を含め世界中の多くの人を魅了しています。世界の一流の音楽家たちの垂涎の的であることも、楽器が高価である理由です。弦楽器を志す演奏家なら、一度はストラディヴァリウスに触れてみたいみたいと思うのは、至極当然のことだと思われます。
楽器が高価な事も、さることながら、これだけの楽器が集合することは、稀有ですね。
ヴァイオリン7挺が集まるというだけでも、驚異の数字ですが、やはりその希少性から言って、ヴィオラが2挺、チェロが2挺揃うのは、なかなかないことです。中でも、「マーラー」という名称が冠されたヴィオラは、美術的にも非常に優美で、圧倒的な存在感を見せています。桝目状の表面の縦板の美しさは際立っており、まさに芸術品です。
(本コンサートのチラシ表面にも、その写真が使用されています。是非ご覧ください。)
今回集合するストラディヴァリウスの楽器は、ヴァイオリン7挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺ということですが、コントラバスは、ストラディヴァリウスではないのですか。
いい質問ですね。一説によると、ストラディヴァリ本人は、コントラバスを2挺製作したとされているのですが、残念なことにその2挺の楽器は、火事で焼失してしまったそうです。
今回使用するコントラバスは、歴史のある古い楽器を用意しました。重厚で伸びやかな音色が特徴の素晴らしい楽器です。
今回ストラディヴァリウスを演奏するベルリン・フィルハーモニー・ストラディヴァリウス・ソロイスツとは、どういう団体ですか。
世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーからなる13名編成の弦楽合奏団で、全員がストラディヴァリウスを演奏することに特化された団体です。その名称は、財団法人ベルリン・フィルハーモニー事務局より、正式に承認された団体名です。どのメンバーも、銘器ストラディヴァリウスを演奏するのに、相応しいメンバーが厳選されております。
一般的にストラディヴァリウスの演奏は、なかなか困難で、演奏者には高度の技量が要求されるとされており、高度のテクニックを持つ名門ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の精鋭メンバーは、その点資格十分といえるでしょう。
最高の楽器と最高のメンバー、夢の組み合わせです。
注*
ベルリン・フィルハーモニー・ストラディヴァリウス・ソロイスツの編成は、第1ヴァイオリン4挺、第2ヴァイオリン3挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺、コントラバス1挺、チェンバロ1台、合計13名編成です。
各プログラムも、なかなか多彩ですね。
今回の3年ぶりの日本ツアーに関しましては、それぞれAプロ、Bプロ、Cプロとい3種類のプログラムが用意されており、どのプログラムも名曲揃いです。
どのプログラムも、ストラディヴァリウスの個々の素晴らしい音色が堪能できるよう用意されています。
Aプロのヴィヴァルディの「四季」は、春夏秋冬それぞれ違った楽器の音色と演奏者の個性の違いをお楽しみいただけるのではないかと思います。
Bプロのチャイコフスキー「弦楽のためのセレナード」やグリーグ「ホルベアの時代より」のような弦楽合奏曲のハーモニーの美しさも、格別であり、大きな魅力です。
Cプロは、それぞれのメンバーが弾くヴィルトゥオージティが、それぞれのストラディヴァリウスの個性と相まって、大いに楽しんでいただけると思います。
注意事項
※やむを得ない事情により、曲目等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
※就学前のお子様のご入場・ご同伴はご遠慮ください。
※公演中止の場合を除き、入場券ご購入後のお申込み内容の訂正や変更、取消、払い戻しは一切できませんので、予めご了承願います。
※ネットオークション等での営利目的の転売、ならびに主催者の許可なくチケットを有償で譲渡することは禁止しております。
